6日目は早朝に気球に乗り、パムッカレの街を一望してきました。口コミ通りに石灰棚の温泉が枯れていて少し残念。ホテルに戻って朝食を済ませた後は、Anadolu社で本日中に乗車するイスタンブール行の長距離夜行バスのチケットを購入し、パムッカレ・ヒエラポリスに向かいます。

パムッカレ観光

気球に乗る
前日に申し込んでおいたバルーンツアーに参加します。ひとり60ユーロ程だった気がします(レシート紛失)。。ネットで申し込んだのですが、ホテルで申し込めば50ユーロだったのでかなりショック。ただ、ホテルのフロントで申し込むのに自信が無い方は、10ユーロを手数料と思えば事前予約で良いと思います。


朝6:50にホテルでピックアップされ、バルーン発着地点へ向かいます。日の出とともに飛び立てる時間配分になっているようです。多少離れた場所にいても気球の炎の熱が伝わってきました。

気球のランプと朝焼けがとてもきれい。

気球が十分に膨らんだところで全員カゴに乗り込みます。カゴにドアはついていないため上からまたいで乗り込む形になるので、スカートだと少し大変かもしれません。
真ん中に立っている人が操縦士です。気球はただ浮いているだけのように見えますが、細かな方向転換が可能な乗り物であるとのこと。確かに操縦できなかったら着陸できないですね。
気球が地面から離れた瞬間は多少ふわっと感がありましたが、その後は意外と安定していてフワフワ感は感じませんでした。ただ、意外と高度をぐんぐん上げていくので、多少のぞわっと感はありました。

石灰棚が真下に見えます。かつては石灰棚一面を温泉の青が覆っていたはずが、現在は一面真っ白。観光開発の影響で源泉が枯渇しており、一部の棚田にだけお湯を流している状態とのこと。SNS等でよく見かける棚田を想像してると、ちょっと思ってたのと違う…となってしまうので要注意です。

ヒエラポリス付近まで下りてきました。源泉の枯渇具合が悲しい。

1時間ほどの浮遊を終え、無事着陸しました。完全に地面に着地する前にカゴを荷台に乗せるようです。4人がかりで乗せられ無事生還。
隣のバルーンは操縦を失敗したのか、斜面に着陸してバウンドしてました。。。
石灰棚を歩く
ホテルへ戻り朝食をとった後、石灰棚へ向かいました。
石灰棚の入り口のチケットセンターで、石灰棚+ヒエラポリス入場料700TL(≒3,800円 11月23日)を支払います。


石灰棚は土足厳禁のため、チケットセンターで靴を脱いで裸足で歩きます。靴を持ち歩くための袋と、足をふくためのタオル、あとは反射光がまぶしいのでサングラスを持っていくことをお勧めします。この日の気温は25度と11月なのに夏日でしたが、石灰はひんやりしていて気持ちよかったです。
石灰の表面は凸凹なので、足つぼへの刺激は強め。

少し上るとやっとお目当ての光景が見えてきます。この付近の温泉の温度はぬるく、上流に行けば行くほど熱くなるみたいです。
石灰とお湯の成分でぬるぬるの箇所があり、かなり滑りやすいので慎重に歩いたほうが良いです。というより慎重にしか歩けませんでした。足腰が弱い方は要注意です。

泳いでる方もちらほら。

石灰棚最上段まで上ってくると、一気に観光客が増えます。
この先で靴に履き替え、ヒエラポリス散策に向かいます。
ヒエラポリス散策
考古学博物館
アンティークプールに向かう途中に、考古学博物館があったので立ち寄りました。建物自体2世紀のローマの公衆浴場を修復したものだそうです。
こんな感じの出土品が多数展示されていました。

首から上が無い人がたくさん。見学時間は30分ほど。
アンティークプール
入場料130TLで、泳ぎたい人は別途支払いが発生します。売店で水着を販売しているほか、ちゃんと更衣室もあるようです。

プールの中には古代の神殿の円柱が沈んでいます。

遺跡のプールという発想がなかなか面白い。

アンティークプールを見学した後は、丘の上の劇場に向かって坂道を上っていきます。
エフェスよりも遺物は残っておらず、崩れた円柱や建物の残骸が散見されます。
劇場
坂を上ると、劇場が見えてきます。ここまで登ってくるのが案外しんどかったです。
エフェスと違って舞台上の装飾が顕在しており、非常に華美なつくりだなと思いました。

劇場が見られればとりあえず私の中のヒエラポリス観光は終了したので、来た道を戻ります。
せっかくなので帰りも石灰棚を通って町まで下りました。
昼食
パムッカレの街中の「Kayas Wine House」にお邪魔しました。
生野菜が食べたかったのでサラダとシシケバブを注文。熱々の鉄板で野菜と肉がグリルされて、味はもちろん見た目も最高。サラダはザクロ酢と塩をふりかけて食べました。さっぱりとしていて美味しかったです。

店内にはゴールデンレトリバー(?)が2匹います。ご飯を上げるのはNGですが、人懐こく寄ってくるのがかわいい。お店を出た後もしばらく一緒についてきてお散歩気分でした。

荷物を預けてあるホテルへ戻り、長距離バスのオトガルがあるデニズリに向かいます。来た時と同じドルムシュに乗りました。
パムッカレからイスタンブールの長距離バス移動
バルーンツアーのあと、本日のイスタンブール行の長距離夜行バスのチケットを購入しにパムッカレ内にあるAnadolu社の販売店に行きました。METROのお店の横にAnadolu社があります。(Anadolu社はなぜかgoogle mapに出てこない)
夜行バスの運行本数は30分程度おきにあり、当日の予約でも問題なくチケット手配が可能でした。
デニズリ20:00発、大体6:00頃イスタンブールに到着する予定です。料金は700TL(≒3,850円 2023年11月)でした。

デニズリのオトガルのトイレで化粧を落とし、寝る準備は万端です。
バスの写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが、飛行機と同じくらい一人分のスペースが確保されているので、私的には全然十分です。モニターと充電用USB-Aが目の前についていましたが、どちらも使用できませんでした。

道中何度かお茶とお菓子のサービスを受けられます。トイレも何度かサービスエリアみたいなところに立ち寄るので、その時に行けば問題ありません。サービスエリアのトイレは大体1TLかかるので、小銭必須です。
私は最初のサービスエリアに立ち寄った後は22:00頃には就寝、5:00まで爆睡し、快適旅でした。友人曰く定期的に明かりがついて目が覚めたようなので、アイマスクがあると良いです。私はアイマスクしていたので、それこそ全く起きることなくイスタンブールにたどり着くのでした…
7日目に続きます。
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